2019年6月上旬頃より、Chromeのアップデート後に「アドレスバーにフォーカスを当てると勝手に日本語入力(MS-IME)が半角英数入力に切り替わってしまって困る」との報告が増加しています。また、新規タブを開いた際にもアドレスバーが最初に選択される影響で、「新規タブを開くと半角入力になる」という現象にも繋がっています。
この影響で、日本語で検索したいのに強制的に半角英数に切り替わってしまうため、毎回半角から全角入力(日本語入力)に切り替える必要がある、という手間につながっており、不満へと繋がってしまっているようです。
この問題・挙動について調べたことを共有します。
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「オムニボックス(検索バー)」アドレスバーにフォーカスの問題

Google Chromeの検索バーは「オムニボックス」と呼ばれています。
仕様として、URLの入力・表示と指定した検索エンジンで検索のどちらも利用できる機能
いちいち検索エンジンサイトを表示しなくてもすぐに検索を行えるものとして重宝している機能です。
しかし、突然検索バーがおかしくなったとの声が利用者の間で多く上がっています
以前であれば検索バーで日本語入力を行い、連続して同じタブでもう一度検索バーで入力をするとそのまま日本語入力ができました。
しかし、ここ数日で同じタブで検索バーに入力をすると勝手に半角英数に切り替わってしまう現象が確認されています。
日本語での検索をしようとアドレスバーをクリックした場合、日本語入力を行う前に強制的に一度半角英数入力にされてしまうため、一度「半角/全角キー」を押すなどの方法を用いて、日本語入力の状態に戻してあげる必要があります。
対策について
そのため、これが不具合なのか、仕様変更なのか、はっきりとしない状況です。つまり、今後のアップデートで元に戻るのか、それともこのままの状態が続くのか、いまひとつ判断が付かない状態です(※IEに合わせたことが意図されていたのであればこの変更は意図通りで修正されないが、もしこれが意図しない変更であれば単なる不具合で、改修されるはず、という意味)。
ただしその一方で、ChromeやMS-IMEの設定などでこの挙動を回避する方法は今のところ見つけることができていないため、現時点ではこの問題を解決したい場合、Chromeの修正アップデート(修正されるか不明)を待つしかない状況です。
また、ATOKの利用中はこの問題が発生しなかったため、ATOKも利用している、という場合には、積極的にATOKを利用するようにしてみてください。
なお、Firefoxであればこの挙動が発生しないのかとも思ったのですが、確認してみたところ、FirefoxでもMS-IMEおよびGoogle日本語入力にて、強制的な半角英数への切り替わりが発生してしまいました。そのため、「Firefoxへの乗り換え」は対策としては成立しない様子でした。
ただ今回のこの日本語入力まわりの挙動は一部不安定なように見えるところもあるため、OSの細かいバージョンやブラウザの細かいバージョン、その他インストールされているソフトウェアやドライバなどの関係で挙動が変わる可能性もあります。諦められない場合はいろいろ試してみると、何らかの解決策が得られるかも知れません(※私はATOKがメインなので、あまり変化の影響を受けずに利用が継続できそうです)。
言語設定を変更してみる
変更を行った手順をご紹介します。

まず「Windowsボタン(キー)」を押します。
メニューが表示されるので、左下にある「設定(歯車アイコン)」をクリックします。
【Windowsの設定】が立ち上がります。各項目内の「時刻と言語」をクリックします。
左側メニュー欄の「地域と言語」をクリックします。
画面切り替わり後、右側の「キーボードの詳細設定」をクリックします。
「アプリ ウィンドウごとに異なる入力方式を設定する」にチェックを入れます。
設定後、Google Chromeの検索バーで確認してみてください。
Windowsのアップデート
パソコン本体のWindowsをアップデートしてみましょう。
【Windowsの設定】からシステムアップデートを行えます。
「更新とセキュリティ」をクリックします。
左側メニュー欄の「Windows Update」をクリックし、「更新プログラムのチェック」を押しましょう。
最新版があった場合は、アップデートしてみましょう。
「Firefox」に変更する手も??
どうしても昔のGoogle Chromeの検索バー仕様で利用したい場合は、「Firefox」を利用するのがおすすめです。
一時的に利用するのにぴったりだと思います。
無料で充実したブラウザなので、Google Chromeの仕様が戻るまで利用してみるのがいいかもしれません。
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